検索結果の誹謗中傷・風評被害について | 誹謗中傷対策センター
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検索結果の誹謗中傷・風評被害について

何かを調べるときに、「Google(グーグル)」や「Yahoo!(ヤフー)」などの検索エンジンを利用するのが当たり前の時代となりました。検索エンジンの検索結果の上位には、検索した内容に対する有益な情報が書かれたページが表示されます。

しかし、企業名や個人名で検索すると、その企業や個人に対する誹謗中傷が書かれたページが上位表示されることも珍しくありません。この場合、その企業や個人は、風評被害を受ける危険が高くなります。

そうならないためにも、検索結果に誹謗中傷のページが見つかったら、早めに対処するようにしましょう。この記事では、検索結果の上位に誹謗中傷のページが表示されてしまった場合の対処法について説明します。

企業やお店にとってインターネット上の評判が重要な理由

会社名や個人名などで検索した際、検索結果の1ページ目に、その企業や個人に対する誹謗中傷が書かれたページが表示されてしまうことには、様々な問題点があります。主な問題点について、説明します。

検索結果から誹謗中傷のページを閲覧されてしまう

検索結果の1ページ目は、そのキーワードで検索した人たち全員が目にするページです。

1ページ目には、広告枠を除いて、検索結果1~10位まで、10のウェブページが表示されます。

特定のキーワードで検索した人が、このすべてのページを閲覧するわけではありません。実際には、1ページ目に表示されていても、ほとんど読まれない可能性もあるでしょう。しかし、誹謗中傷が書かれているページは、話が別です。

多くの検索ユーザーは、検索結果の1ページ目から、クリックして閲覧するページを、検索結果に表示されたタイトルから判断します。タイトルが興味を惹かれるものであればクリックし、そうでなければクリックしません。

ここで問題になるのが、誹謗中傷が書かれているページは、多くの人たちの興味を惹きやすいという点です。

企業名や個人名で検索をかける人は、少なくとも、その企業や個人に対して、興味を持っています。そんな状態で、対象の企業や個人に対する誹謗中傷が書かれているページがあれば、気になるという人は多いものです。

例えば、「A社」という企業の求人への応募を検討していて、検索結果に「A社のブラックすぎる労働環境」というタイトルのページが見つかれば、ほとんどの人が見てしまうはずです。

このように、検索結果の1ページ目に、誹謗中傷のページが表示されてしまうと、多くの人に閲覧される危険があります。

サジェストに誹謗中傷のキーワードが表示されてしまう

企業の場合、検索結果の「サジェスト」に不適切なキーワードが表示されてしまうのも、問題点の1つです。サジェストとは予測変換機能のことで、この機能によって表示されたキーワードを「サジェストキーワード」と言います。

例えば、Googleで「車」と検索して、検索結果の検索窓をクリックすると、「車イラスト」「車人気」「車 種類」などのキーワードが表示されます。これが、サジェストキーワードです。

問題なのが、企業名のサジェストに「ブラック」「パワハラ」「詐欺」などの不適切なキーワードが表示されるケースです。特定の企業のサジェストに「ブラック」とあれば、それを見た人たちから、この会社はブラック企業なのだと思われてしまいます。

サジェストキーワードがどう決まるかは、検索エンジンによって異なります。

Yahoo!の場合は、これまでに検索された複合キーワードの累積で決まる仕組みです。サジェストが「車人気」なら、この複合キーワードで検索した人が多かったということです。

Googleの場合は、Yahoo!より複雑ですが、これまでに検索された複合キーワードも、サジェストを決めるうえでの要素の1つとなっています。

ネット上で誹謗中傷されると、企業名と不適切なキーワードを複合して検索する人も増えるため、不適切なサジェストも表示されやすくなります。


検索結果に誹謗中傷のページが表示されることによる風評被害

検索結果に、誹謗中傷のページが表示されると、誹謗中傷された企業や個人は、様々な風評被害を受けやすくなります。風評被害とは、根拠のない噂(風評)により、経済的な損失を被ることです。

誹謗中傷を受けると、どんな風評被害を受けやすいのか、企業を例にとって説明しましょう。

見込み客を失うことによる売上の減少

検索結果に誹謗中傷のページがあると、企業は見込み客を失い、売上が減少する危険があります。

企業やサービスとの契約にあたって、その企業名やサービス名で検索をかける人は少なくありません。この理由は、サービスを利用することで、損をすることを防ぐためです。

この場合、検索ユーザーは、損をしたくない心理で検索しているため、検索結果に誹謗中傷のページが見つかれば、なおさら閲覧されやすくなります。

例えば、あなたが不動産投資に興味があって、初心者向けのセミナーを開いている不動産会社を探しているとしましょう。おすすめの不動産会社を紹介する記事を読んでみたところ、「B社」という会社が気になりました。

次に、その会社名で検索してみたところ、「経験者が語る!B社は悪徳業者」というタイトルのページが見つかったのでクリックすると、そこにはこんなことが書かれていました。

「勧誘は一切しないという謳い文句だったのに、セミナーが終わったあと、しつこく物件の購入を勧められた。勧められたのは、どれも利益の出なさそうな物件ばかり。断ったら、講師が激昂して、ひどい言葉を投げかけられた」

こんなことが書かれていれば、そのページを読んだ人は、B社のセミナーには参加しないでしょう。

これが全くのでたらめ、つまり誹謗中傷であっても、記事を読んだ人には正誤の判断がつかないため、B社は多くの見込み客を失ってしまい、売上が減少してしまいます。

求人応募者数の減少

企業にとって、検索結果に誹謗中傷のページが表示されることは、求人応募者数の減少にもつながります。

転職活動や就職活動中の人であれば、企業研究のため、ほぼ間違いなく、受ける企業の名前で検索をかけます。その検索結果に、労働環境に関する誹謗中傷が書かれたページがヒットしたら、どうでしょうか?

受ける企業の労働環境は、誰しも気になることなので、誹謗中傷が書かれたページは高確率でクリックされてしまいます。結果、書かれている内容を信じて、受けるのをやめようとする人が続出し、求人応募者数が減少する危険があるのです。

サジェスト汚染

検索結果に誹謗中傷のページが増えると、サジェストも汚染されやすくなってしまいます。

例えば、あなたがC社に転職したいと思っていて、「C社」で検索をかけたところ、いくつかの誹謗中傷ページが見つかりました。受けるのをやめようかとも思いましたが、でたらめの可能性もあるので、もう少し調べてみることにしたとしましょう。

さて、ここであなたは、次にどんなキーワードで検索しますか?多くの人が、「C社 ブラック」「C社 パワハラ」などの複合キーワードで検索するはずです。

なぜなら、誹謗中傷のページに「C社はブラックだ」と書かれていた場合、「C社 ブラック」で検索すれば、C社がブラック企業かどうか、より多くの情報が手に入ると考えられるからです。

サジェストキーワードは、これまでの累積検索数で決まります。

つまり、企業に対する誹謗中傷のページが検索結果に表示されれば、「ブラック」や「パワハラ」など、そこに書かれた内容と企業名を一緒に検索する人が増え、サジェストも汚染されやすくなってしまうのです。

サジェスト汚染でも、売上や求人応募者数の減少などの風評被害を受けやすくなります。


検索結果に誹謗中傷のページが表示されたときの対処法

企業名や個人名で検索した際、検索結果に自社や自分に対する誹謗中傷が書かれたページが表示されていたら、風評被害を防ぐために、早めの対処が必要です。この場合の対処法は、誹謗中傷のページ(または投稿)を削除してもらうか、目立たなくするかの2つです。

大きく分ければこの2つですが、削除方法1つとっても、誹謗中傷されているサイトによって異なり、場合によっては法の力を借りることにもなります。次から、状況に応じた削除方法と、目立たなくする方法について、説明します。

サイトの運営元に誹謗中傷の投稿を削除してもらう

誹謗中傷されているページ(または投稿)が、以下のサイトやサービスを利用したものであれば、運営元に対して削除申請ができます。

・掲示板(2ちゃんねるや5ちゃんねるなど)
・SNS(TwitterやFacebookなど)
・ブログサービス(はてなブログやライブドアブログなど)
・口コミ投稿サイト(食べログやぐるなびなど)

削除申請の方法は、サイトによって異なります。誹謗中傷されたサイト内で、削除申請の方法をチェックしましょう。

ただし、サイトによっては、削除申請をしても、ほとんど対応してくれないところもあるので注意しましょう。

例えば、2ちゃんねるや5ちゃんねるでは、法人に対する書き込みについては、原則放置と名言されています。転職口コミサイトの「転職会議」では、運営会社が削除依頼に応じる確率は0.2%程度と言われています。

そのため、このようなサイトでの誹謗中傷の投稿を削除したい企業は、このあと紹介する削除命令の方法をとりましょう。。

サジェストから誹謗中傷のキーワードを消してもらう

風評被害対策会社では、誹謗中傷のサイトやページを目立たなくするだけでなく、サジェスト汚染の対処もできます。具体的には、企業名のサジェストに表示された「ブラック」「パワハラ」「詐欺」などの不適切なキーワードを、サジェストから消してくれるのです。

サジェスト汚染の主な対策としては、いくつかのクリーンなキーワードを用意したうえで、そのキーワードが新たにサジェストに表示されるようにします。こうすることで、不適切なキーワードを、現在のサジェストキーワードから押し出せます。

検索結果から誹謗中傷のページを目立たなくしてもらう

検索結果の1ページ目に誹謗中傷のページが表示されてしまった場合、削除のほかに、もう1つできる対処法が、目立たなくすることです。

誹謗中傷のページを閲覧したかどうかは別として、検索結果の1ページ目は、企業名や個人名で検索したユーザーの全員が見ています。しかし、これが検索結果の2ページ目以降となると、見る人がグッと少なくなります。

つまり、検索結果の1ページ目に誹謗中傷のページがあった場合、このページの順位を押し下げて2ページ目以降に持っていけば、人目に触れにくくできるのです。

風評被害対策会社では、「逆SEO」という手法を用いて、この対策をしています。具体的には、企業名や個人名で検索した際、上位に表示されるサイトやページを新たに作成することで、問題のあるサイトやページの順位を押し下げてくれます。

この方法は、個人でやるには手間がかかるうえ、素人が行う以上、成果が出るかどうかも分かりません。そのため、検索結果から、誹謗中傷のページを目立たなくしたいなら、風評被害対策会社に依頼しましょう。

まとめ

検索結果に誹謗中傷のページが表示されてしまうと、検索した人たちからの信用を失い、売上や求人応募者数の減少といった風評被害を受ける確率が高くなります。

企業名や個人名で検索をかけるユーザーは、その企業や個人に興味を持っている人たちです。そんな人たちからの信用を失ってしまうことは、企業や個人にとって大損害です。

そうならないためにも、検索結果はこまめにチェックし、誹謗中傷のページを見つけた場合は、この記事で紹介した方法を使って、早めに対処するようにしましょう。

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