インターネット上で起こる様々な炎上。主に掲示板やSNSなどで起こることが多い印象ですが、その他でも起こりえます。今回はポータルサイトでの炎上の一例をご紹介します。
ポータルサイトとはインターネット上にある無限にも思えるほどの様々なコンテンツをジャンルなどによってまとめた巨大なWebサイトのことを言います。
例えば旅行先で美味しいレストランを探してみよう!と思った時にお店のサイトをひとつひとつ見るのは難しいでしょう。そんなときに食べログのようなレストランの情報をまとめたサイトがあればとても便利で探しやすいですよね。
また家を借りよう!と思った時には賃貸情報が集まったSUUMOやアットホームなどの不動産のサイトを見たり、また電化製品などの価格を比較したいなぁというときに、価格.comや、化粧品の口コミを知りたい!というときにはアットコスメ、などなど、様々な情報を集めて、ユーザーが検索をする窓口になっているものをポータルサイトと呼びます。
ポータル(Portal)には「門」「扉」など玄関口となる意味合いがあります。
検索エンジンであるGoogleも最も巨大なポータルサイトのひとつと言えるでしょう。
ユーザーにとって情報が詰まっているポータルサイトはとても便利ですが、そのポータルサイトでも炎上はあるのでしょうか。
最近で言えば食べログの炎上が記憶に新しいかもしれません。
実際の利用者が星で評価や口コミを行い、また直接お店への予約なども行えるポータルサイトなのですが、加盟店の課金の有無で点数の上限などを決めているという投稿がTwitterで行われたために炎上しました。
今回はポータルサイトのひとつであるEPARK歯科の炎上の経緯についてご紹介します。
EPARK歯科は歯科医院の統合ポータルサイトです。
[出典]EPARK歯科ユーザーは口コミを参考にして医院を決めることが出来、歯科医院側はEPARK歯科に加盟することでネット予約のシステムを利用することが出来ます。また掲載することでユーザーの目に触れる機会が増えるため、来院者数の増加などが見込める、というサービスです。
そんなEPARK歯科ですが、とある歯科医院がある日Googleマップで自院の情報を見たところ、マップ上に登録されている電話番号が医院のものではなく、EPARK歯科を経由する番号に変えられていた、ということに気付いたのです。
EPARK歯科のサービス内容として、EPARK歯科経由で予約などが入った場合に医院はEPARK歯科に支払いを行う必要があります。
そして歯科医院側はそのマップ上の情報を変更しようとしたところ、管理者権限の関係で変更が出来なかったのです。
実際のところ、医院側とEPARK歯科での契約内容に認識の違いがあったのか、食い違いが生じてしまい、炎上してしまったのです。
このように重要となる情報を勝手に変えられてしまったり、登録されてしまったり、インターネットに関する知識が豊富ではないと気付けないこともあります。
歯科医院に限らず企業や飲食店なども自衛のためにインターネット上の情報をこまめにチェックすることは必要になります。
誹謗中傷対策センターでは現在の検索結果の状況と潜伏するネガティブサイトを調査し、 定期的な検索結果の監視および報告を行うブランドチェッカーなどのサービスの提供も行っていますので気軽にご相談ください。