スマホの普及に伴い気軽にメッセージのやり取りが行えるメッセンジャーアプリは必要不可欠なものになりました。その中でも日本ではLINEを使う人が最も多く、LINEの利用率は8割を超えました。(参照元:モバイル社会研究所「LINE利用率8割超え:10~50代まで8~9割が利用」)
お互いにLINEのアプリを使っていればテキストメッセージだけでなく、無料で通話やビデオ通話が出来るため、非常に便利で利用者が増えました。
多くの人が利用するツールだからこそ悪用されることもあり、LINEでは特になりすましが問題視されることが多いです。
ではそのなりすましとは一体何なのか、見分け方や対策方法はないのでしょうか。この記事で解説していきます。
実際にLINEを利用していてなりすましの被害に遭った方、なりすましを目にした方も少なくはないと思います。
なりすましの目的はほぼすべて詐欺と言っても過言ではありません。
なりすましの手口としては、
になりすまし、
等が行われます。
そうして得たあなたの情報を利用して新しくLINEアカウントを作成してアカウントの乗っ取りを行ったり、有料サイトへ登録を行ったり、不正利用を行うのです。
筆者も一度なりすましを目にしたことがあります。
一つ目は一般的な名前で「○○です。LINEのアカウント新しくしたので登録変更お願いします」といった内容でした。LINEは表示名が利用者自身が設定しているため、下の名前だけだったり、ニックネームだったりして分かりにくい場面もあります。そのため、引っ掛かってしまう場合があります。
二つ目は実際の友人のアカウントから唐突に「買い物を頼みたいのだけど」という内容が送られてきました。長いこと連絡も取っていなかった友人だったため何事かと返信をすれば「コンビニでAmazonギフト券を5万円分買てきて」というではありませんか。明らかに不審でしたのでそれ以降返事はしませんでしたが、その後Facebookでその友人がLINEを乗っ取られたということをお知らせしていました。
このように誰にでも起こりえるLINEのなりすましと乗っ取りですが、見分け方や対策方法はないのでしょうか。
手口が巧妙になってきて、自分の身にも起きてしまったら非常に怖いことではありますが、なりすましを見分けることは可能です。
既にやりとりをしているアカウントですと見分けが難しい場合がありますが、電話番号やパスワード、認証番号などを聞かれたりしたら本人が目の前にいない場合や用途が明確ではない場合は、家族や親しい友人と言えど教えないようにしましょう。
何か日常とは違うおかしな買い物を頼まれた場合には必ず疑いましょう。
そして電話などで直接連絡が取れる場合は必ず本人に連絡を取るようにしましょう。相手はのっとられてしまっていることを気付いていない場合もあるので、その注意喚起にもなります。
一見友人や知人かな?と思った場合でも必ずフルネームやどこで知り合ったのか、など二人にしか知り得ない情報を確認しましょう。 この場合も電話など直接連絡が取れる場合は取るのがいいでしょう。
企業や公式からのお知らせという形をとって外部のサイトに誘導して個人情報を入力させる、というパターンが多いため、本文内にリンクがある場合はすぐにクリックせずに一度冷静になりましょう。
公式からメッセージが送られてきてログインを促す、ということはないため絶対にログインしないようにしましょう。(参照元:LINE公式ブログ)
またLINEの公式アカウントを含め、企業などのアカウントにはアカウント名の横に必ず公式マークがついています。
この公式アカウントの中でもいくつか種類がありますので参考にしてください。
万が一、自分自身のアカウントがのっとられてしまった場合はどういった対策をしたらいいでしょうか。
のっとられていることに気付いたらまず自分のLINEにログイン出来ているかを確認します。ログインが出来ている場合は設定画面からパスワードを変更します。
パスワードは推測されにくいランダムな文字と数字の羅列が理想的です。
ログインが出来なくなってしまっている場合には残念ながらパスワードの変更などを行われてしまっているため、改めてそのアカウントにログインすることは出来ません。
LINE公式に問い合わせを行い、アカウントの削除を依頼しましょう。