様々なSNSサービスがありますが、その中でもXは2006年にアメリカで開始されたウェブサービスであり、140文字以内のつぶやきをポスト(旧Tweet)する、という形式がインスタグラムやTikTokなどの画像や動画投稿するSNSに比べて、投稿の手軽さや一定の匿名性から、情報発信や意見表明のツールとして多くの利用者に支持されています。
そんなXで話題にのぼりやすいのが「シャドウバン」というものです。
アカウントを凍結されることをBANされると言います。BANとは英語で『禁止する』を意味し、SNS運営側からの制裁措置を指します。
Xでは垢BAN(垢=アカウントの略語)と呼ばれXの規定に違反する行為などを行った場合にX社から警告が出されます。
その際に何も対応することなく放置してしまうと永久凍結されてそのアカウントを使うことが出来なくなります。
この垢BANに対し、シャドウバンは警告なども出されずに気付かないうちにこっそりとBANされている状態のことを指します。
シャドウ(Shadow=影) バン(Ban=禁止する)
上記のような現象がみられる場合はシャドウバンされている可能性があるため、自身のアカウントがシャドウバンされているかどうか調べてみましょう。
シャドウバンされているかどうかを調べる方法は2つあります。
それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。
まずはX自体の検索機能を使って簡単にチェックする方法です。
Xの検索バーに自分自身のエックスIDを入れる方法です。(調べたいアカウントが自分自身でない場合は該当するエックスID)
その際に「from:エックスID」と、頭にfrom:と入れるのを忘れないようにしましょう。
これは自分自身がつぶやいたポストを表示する方法なのですが、通常どおり投稿しているにも関わらず検索結果に表示されない場合、シャドウバンの可能性が高まります。
また検索機能ではいまいち確証がなかった場合はシャドウバンチェックを行う専用サイトを利用することが出来ます。
無料で利用可能なサービスが多く、手軽にチェック可能です。
https://hisubway.online/shadowban/
※Xの頻繁な仕様変更に伴いチェックサイトの機能が追い付かない場合があります。
2025年4月現在では上記のサイトが有効ですが、場合によっては使えなくなっていることがあるため、「シャドウバン チェック」などで検索するといいでしょう。
該当欄にusername(調べたいアカウントのエックスID)を入力し、CHECKをクリックします。
シャドウバンされていなければすべてチェックが入り緑色で表示されます。
されている場合は該当箇所が赤文字で表示されます。
X社では明確にシャドウバンとなる原因を公表していません。
そのため何故シャドウバンされたのか疑問に思う人もいるでしょう。
主に考えられる理由としてはいくつかあります。
またXで「一部のコンテンツがX検索で表示されない理由」の説明の中で「してはいけない行為」について触れています。
内容が同じまたは似ているリンクやポストを繰り返し投稿する。
特定のトレンドトピックやハッシュタグ(#記号の付いたキーワード)を乱用する。
ポストや返信の送信を自動化する。
ボットやアプリケーションを使って特定のキーワードで構成された似たような文章を投稿する。
複数のアカウントで同じような文章を投稿する。
フォローとフォロー解除を過剰に行う。
Xは優れた検索品質を提供できるように、こうした行為が見られるアカウントを検索結果から自動的に除外する(または凍結などの対応を行う)ことがあります。
[出典]X:検索のルールと留意点についてシャドウバンの具体的な基準は公開されていないため、思い当たる行動がなくとも影響を受けるケースがあります。
ただ原因が明確ではない以上、解除方法も確実なものは存在しません。
しかし、解除する方法として有効だと考えられている方法はいくつか存在します。
前準備:設定から「興味関心」のチェック項目を全て外す
「設定とプライバシー」から「プライバシーと安全」を選択します。
「表示するコンテンツ」の中の「興味関心」を選択し、チェックマークをすべて外します。
シャドウバンは無言の警告、アカウントの動向の様子見のようなものですので、多くの場合、数日で自然に解除されることが多いとされています。
しかし、シャドウバンの状態で今まで通りポストやリポストなどを行うとシャドウバンの長期化やアカウント制限強化(垢BAN)につながる恐れもあります。
そのため、シャドウバンの間はなるべくなにもしないことをおすすめします。
原因と考えられる行動を一切行っていない場合、第三者の嫌がらせによって「通報」が増え、その結果、アカウントがシャドウバンされている可能性があります。
この場合には、公式のヘルプセンターを通じた問い合わせが推奨されます。
[もっと見る]→[設定とプライバシー]→[ヘルプセンター]で、ヘルプセンターページを開きます。
「お問い合わせ」ページから、「Xにおける安全性や、センシティブなコンテンツに関する懸念」を開きます。
「どのような問題がありますか?」の選択肢から「あるアカウントが私または他の利用者に嫌がらせをしています」を選択し、必要項目を入力してください。
今回はXのシャドウバンに関する解説を行いました。ユーザー数が増え、巨大なSNSとなっているXですが、その分問題なども起こっているのは事実です。
XをはじめSNSやインターネット上で誹謗中傷や風評被害などでお困りの際には誹謗中傷対策サービスの実績を重ねてきた当社に気軽にご相談ください。
Facebook・X・Instagram、3大SNSの削除方法は?