企業で広報担当をされている方などは、製品やサービスのPRとしてSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用されている方も多いかと思います。 SNSの良い面は上述の通り、製品やサービスの情報を拡散できることです。 SNSは情報を拡散することができるサービスですが、悪い情報が拡散してしまうサービスでもあります。
企業の公式アカウントから発信された情報が炎上するケースや従業員の個人アカウントなどから炎上するケース、顧客のクレーム投稿から炎上するケースなど様々です。
今回は企業がSNS監視を行う必要性をご紹介します。
SNS監視とは、顧客が投稿するクレームや、第三者によるデマ情報の発信、 従業員による不適切な投稿などをSNS上に投稿されていないかを確認することを指します。
SNSは情報が拡散する力を持っているため、自社から発信された不適切な投稿や顧客のクレーム投稿、 デマ情報の投稿を放置すると企業は甚大な被害を被る可能性があります。
そのため企業側で日々のSNSの投稿を監視することで、 炎上に発展しそうな投稿を早期に察知し解決することが可能となります。
日本国内で主に利用されているSNSサービスは6つになります。
この中で企業が注意して監視すべきSNSはTwitterとInstagramです。
Twitterはログインしているユーザー同士がリアルタイムで1投稿140文字という制限された中で投稿のやり取りが行われています。 情報の拡散性が高いのは「リツイート」という機能があり、 「リツイート」ボタンをクリックするだけで情報を簡単に拡散することができてしまうため、 デマ情報を信じたユーザーや顧客のクレーム情報、 不適切な投稿などが一瞬で拡散し炎上してしまう性質を持っています。
Instagramは、写真や動画の投稿に特化したSNSです。 投稿した写真や動画をユーザー同士で共有することができます。 Instagram単体では拡散性が高くはありませんが、他のSNSと連携しやすいため、 結果として拡散スピードも早く問題の画像の投稿やハッシュタグなどで炎上する性質を持っています。
[出典]
令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 総務省情報通信政策研究所
Twitterを無料で監視する方法を下記にご紹介します。
簡単にTwitterの監視を行う方法としておすすめなのが、 Yahoo!リアルタイム検索を利用する方法です。
Yahoo!検索の「リアルタイム検索」で、 Twitterに投稿されたツイート(つぶやき)を検索することができます。
単語での検索、複数の単語を組み合わせた検索に加え、 IDやハッシュタグ、URL検索、さらに画像・動画のタブを選択することで、 検索キーワードを含んだ画像や動画のツイートも検索することができます。
[出典]
Yahoo!リアルタイム検索
twitter.comにログインすると、高度な検索が利用できます。 高度な検索では、検索結果を特定の期間や特定のアカウントなどで絞り込むことができ、 探しているツイートも見つけやすくなります。
単語(単語を指定、複数指定の場合は半角スペースを空ける)
ユーザー名
地名
日付
PC版では、画面右側の検索から検索したいキーワードを入力し検索すると、 検索結果画面が真ん中に表示されます。
次に画面上部、真ん中の検索入力画面の右の「︙(三点リーダー)」をクリックし、 「高度な検索」をクリックすることで高度な検索を行うことができます。
Instagramの検索フォームは、PC版であれば画面の左側の検索から、 スマホアプリの場合は画面下部の虫眼鏡マークをタップすると検索画面が表示され 検索したいキーワードを入力して検索することができます。
[出典]
Instagram ヘルプセンター
無料で監視する以外に有料のツールを用いて監視する方法もあります。 ツールの費用は提供している会社のサービス内容により異なりますが、 月額3万円~20万円程度の金額で提供されているようです。 SNS監視ツールは導入することで日々のチェック自体は楽になりますが、 社内でSNS監視ツールをチェックする人員が必要になるため、 従業員の負荷がかかるのがデメリットです。
SNS監視ツールを導入する以外に風評被害対策を行っている会社が提供している SNS有人監視を依頼することで従業員の負荷を軽減することができ、 効率よく監視を行うことが可能になります。
誹謗中傷対策センターでは、TwitterやInstagramなどのSNS以外にも 特定のサイトの監視を行うことも可能です。
ご興味がある場合、お気兼ねなくお問い合わせください。