Googleの検索候補(サジェスト・オートコンプリート)は、Google検索エンジンが検索体験を補助する目的で自動表示する機能です。
ユーザーが検索ボックスに文字を入力すると、過去の検索傾向や検索データなどをもとに、関連性が高いと判断されたキーワードがリアルタイムで表示されます。
一方で、検索候補には企業名や個人名とともに、事実と異なる内容やネガティブな印象を与える言葉が表示されるケースもあります。
本記事では、Google検索候補が表示される仕組みを整理したうえで、「どこまでが自分で対応でき、どこからが難しいのか」という現実的な観点から、検索候補への向き合い方を解説します。
はじめに、Google検索候補に対して一般的に知られている対応方法を整理します。
なお、ここで紹介する内容は「削除を保証するもの」ではなく、あくまでGoogleの公開情報や過去の判例等を踏まえた一般的な整理となります。
↓↓↓
| 対応方法 | 概要 | 可否 |
|---|---|---|
| 自分のブラウザ設定で検索候補自体を制御 | 過去には一部設定変更が可能だったが、2025年12月現在ではGoogle側で機能が廃止されている。 | × |
| 自分の検索履歴を削除する | Googleアカウントに紐づく検索履歴を削除することは可能。 | ○ |
| 第三者に表示される検索候補への対応 | 検索候補を個別に操作・削除することはできないとされています。 ただし、プライバシー侵害など一定条件に該当する場合、Googleに申請を行うことは可能です。 また、削除とは異なる考え方として、検索候補に表示されにくくするための対策(一般に「サジェスト対策」と呼ばれるもの)が存在します。 対策費用相場は月額5~10万円 |
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本記事は2025年12月15日に最新情報にアップデートしました。
Google検索候補(サジェスト)は、ユーザーの検索を補助する目的で、Googleが自動的に生成・表示している機能です。
検索候補が表示される主な仕組みは以下のとおりです。




出典:Google
これらの要素は、検索体験を向上させる目的で設計されています。
一方で、検索候補はリアルタイムかつ自動的に更新されるため、表示内容を個別に制御することは難しいとされています。
このように、検索候補は多数の検索行動をもとに自動生成されるため、事実関係や企業・個人の意図とは無関係に、ネガティブな語句が表示されるケースもあります。
そのため、検索候補への対応を検討する際は、まず「仕組み上どこまでが可能なのか」を正しく理解しましょう。
自分の操作で消せる検索候補/消せない検索候補
結論から言うと、検索候補そのものを個別に削除・非表示にする操作は、現在は用意されていません。
かつては、ブラウザ設定やGoogleアカウント設定によって検索候補の表示に影響を与えられる時期もありましたが、現在、これらの機能は廃止されています。
なお、シークレットモード等を利用しても、これはあくまで「検索履歴を残さない」ための設定であり、検索候補自体を制御・削除するものではありません。
現在でも可能なのは、自分のGoogleアカウントに紐づく検索履歴を削除することに限られます。
自分のGoogleアカウントに紐づく検索履歴を削除する方法を解説いたします。



他の検索ユーザーに表示されるGoogle検索候補を、任意に操作・削除することはできません。
検索候補は、検索クエリや検索頻度、地域情報などをもとにリアルタイムで自動生成されており、特定の個人や企業が内容を指定する仕組みではありません。
ただし例外として、プライバシー侵害など一定の条件に該当する場合に限り、Googleへ削除申請を行うことは可能とされています。
たとえば、個人情報を含む検索候補など、Googleのポリシーや法的観点で問題があると判断される場合が対象となります。
Google検索候補に法的な問題がある場合を前提に解説いたします。






必ず削除されるわけではなく、最終的な判断はGoogleに委ねられる
なお、削除申請を行った場合でも、必ず削除されるわけではなく、最終的な判断はGoogleに委ねられます。
たとえば「○○ やばい」「○○ 評判」など、評価・印象に関する語句は削除対象とならないケースが多いとされています。
また一度非表示となった場合でも、検索状況の変化によって類似語が再度表示される可能性があります。
法的手段を検討するケースもありますが、日本国内では検索候補の削除が認められる例は限定的です。
この問題の背景には複数の要因が考えられます。Googleは検索候補を意図的に選択しているわけではなく、アルゴリズムによる自動処理の結果であると主張しており、その点が判断に影響を与えている可能性があります。
また、「忘れられる権利」は欧米やヨーロッパで広く認められていますが、日本ではその取り扱いが、曖昧なことも影響している可能性があります。
最高裁グーグル判決が残した4つの課題
“米インターネット検索サイト大手、グーグルに対し、過去の逮捕歴に関する情報表示を削除するよう求めた仮処分申請で、日本の最高裁判所が削除は認めないという決定を下しました。”
出典・参考:最高裁グーグル判決が残した4つの課題
ネット上の「忘れられる権利」と表現の自由のバランスとは
“EUでは、個人が組織に対し、オンライン上の個人情報の削除を要求することができる「忘れられる権利」が定められています。”
前述に紹介しましたが、プライバシーに関する情報以外の不適切なワードをGoogleに報告しても、削除に応じない傾向にあります。
特に削除に応じない傾向にある不適切なワードは、Googleの検索候補に多数表示されることが、当誹謗中傷対策センターの独自調査結果で示しております。
このような不適切なワードを排除した場合には、自分以外の検索ユーザーに表示されづらくする「サジェスト対策」というサービスが存在します。
「サジェスト対策」は主に風評被害対策やSEO対策に知見のある専門業者が取り扱うサービスです。
費用は検索ワードの状況や業者によって異なりますが、一般的な目安として月額5~10万円程度とされることが多いようです。
以下、サジェスト(検索候補)対策の成功達成期間目安や成功率になります。
↓↓↓
| 対応検索エンジン | Google(PC版) |
|---|---|
| 数量 | 1検索ワード |
| 月額の目安 | 月額5~10万円 |
| 成功達成までの目安 | 最短で1ヶ月 |
| 成功率 | 約90% |
なお、成功報酬型でサジェスト対策を提供する専門業者も存在しますが、難易度が高い検索ワード※には適していない場合があります。
※難易度が高い検索ワードとは?
検索数が多い急上昇ワードや、直近でメディアに取り上げられた不祥事関連のワードなどは、対策が困難とされています。
これは、対策に必要なリソース配分や優先順位が影響するためと考えられます。
もし「サジェスト対策」依頼を検討する際は、対応範囲や説明内容を十分に確認したうえで、慎重に判断しましょう。
以上が、Googleの検索候補を削除(非表示)する方法の解説となります。
Google検索候補は企業や個人の意図とは無関係に変化するため、仕組みを理解したうえで、状況に応じた対応を検討しましょう。
Google検索候補は、一度削除申請が受理された場合でも、検索状況の変化により再表示や類義語の出現が起こる可能性があります。
そのため、定期的なモニタリングによる早期把握が重要になります。
当誹謗中傷対策センターでは、企業名・代表者名に関する検索候補の変化を定期的にチェックするネット監視サービスを提供しています。
ご相談は無料で承っておりますので、お気軽にご相談ください。
