現在、携帯電話やスマートフォンを保有している人口は全人口の約5割となっており、年齢別で見てみると、20~29歳が最も多くなっています。SNSの利用率に至っては、20代は、約9割が利用しているという結果が出ています。
数あるSNSの中でも、Twitterの利用率はとても高く、利用者はなんとアメリカに次ぐ2番目となっており、大きなマーケットとしても注目が高い媒体です。 そうした背景もあり、近年、誹謗中傷を受けているなどの被害が増えています。本記事では、このTwitter投稿の削除方法から、削除依頼の方法を中心にご紹介いたします。
Twitterは、2006年にサービスがアメリカで開始され、現在では、世界の月間利用ユーザー数は3億万人以上と言われています。 日本での月間利用者は4,500万人と言われており、様々なSNSがある中で、LINEに次ぐ2番目の規模となっています。
他のSNSと大きな違いとして、1回の投稿に関して140文字以内と入力できる文字数に制限があります。文字以外にも、写真や動画も投稿することが可能です。 投稿をすることで、誰かに読んでもらいたい、反応して欲しいというユーザーもいますが、独り言のように何気ない発言を投稿をするユーザーも多数いる事から、投稿することを「つぶやく」などと言われます。
Twitterは、リアルタイムにいろんなことを手軽に投稿している事もあり、検索サイト並みの情報量が投稿されています。 最近では、この莫大な情報から、自分の知りたい情報や意見などを集めるために、Twitterを利用するユーザーが増えています。
こういった経緯もあり、アカウントは開設しているものの、何も投稿したことも、リツイートした事もない。というユーザーも数多くいるのも現状です。
Twitterには、「リツイート」という機能が存在します。この機能は、投稿に共感した、みんなに読んで欲しいなど、投稿をシェアできる機能です。 ごく一部の人でしか読まれていなかった投稿が、このリツイート機能で拡散され色々な人に読まれる現象を、バズるなどと言われています。
この拡散力は、他のSNSよりも高いことから、現在では、商品の宣伝や、番組の紹介などに利用する企業が増えています。 ですが、その反面、個人情報を晒されてしまっている、誹謗中傷を受けているなどと、ネガティブな事に利用されてしまっていることも確かです。
投稿方法はとてもシンプルで、内容を入力し「ツイート」ボタンを押すだけで、リアルタイムで反映される仕組みです。 もし、間違ってツイートしてしまった、内容を変更したいという場合は、下記の方法で削除することが出来ます。
1.削除したいツイートをクリックします。
2.右上の「…」のマークをクリックします。
3.表示された項目から「削除」をクリックします。
出典:Twitter
削除できるのは1件ずつとなっているので、削除したいツイートが複数ある場合は、この操作を繰り返します。
Twitterの投稿ではなく、アカウントを削除(退会)する方法も併せてご紹介します。
【アカウントを停止する方法】
削除したアカウントは、削除を行ってから30日を経過していなければアカウントを復活する事は可能となっているようです。 注意したい点としては、完全に削除をしたはずなのにツイートなどが検索結果に表示されてしまう事があります。その場合は、キャッシュの削除申請を行ってください。
削除方法は、下記を参考にしてみて下さい。
自身の投稿を削除したから大丈夫ということは一切ありません。 削除する前に、パソコンやスマートフォンなどに保存をしているユーザーもいることから、全てを削除したかどうかを確認する事は 不可能です。
自身の知らないところで、再度、投稿されてしまう事もあるので、トラブルになったら削除すればいい。と言った軽はずみな 気持ちで投稿をするのはとても危険です。
昨今問題となっている迷惑動画などは、過去に投稿した動画や発言などが、SNSでの情報発信に大きな影響を与える インフルエンサーに取り上げられたことで一気に拡散。マスコミなども巻き込み炎上騒ぎへと発展してしまっています。
そういった事から、過去の投稿を見直す事で、事前にトラブルを回避することもできます。
フォロワーだけにしか表示されない非公開のTwitterアカウント(鍵垢)に設定しているから、外部に漏れる事はない。と過信するのも危険です。
Twitterが乗っ取られてしまった場合や、フォロワーに承認した相手が、知り合いのなりすましであった。フォロワーが、 公開アカウントに掲載をした。など、投稿内容が流出する場合がいくらでもあります。
人に見られて困る発言や動画などは、投稿をしない。という心掛けが必要です。
自身で削除できるのは、自身が投稿した内容だけになっています。 もし、他人から誹謗中傷を受けている、個人情報が特定されるような発言をされているので削除して欲しい。という場合は、該当の投稿者に対して、直接、削除依頼の連絡する方法と、Twitter社へ削除を依頼をする方法があります。
直接、投稿者に対して連絡するのがとても手っ取り早い方法ではありますが、依頼をしたことで、さらに、批判されてしまった。という事例も数多くあります。ですので、Twitter社へ削除を依頼する形がよさそうです。
また、証拠として、削除依頼をしたい該当ページなどをスクリーンショットなどで保存しておくことをおススメします。
削除依頼は、下記の方法で行う事が出来ます。
1.お問い合わせページをクリック
2.トピックを選ぶ 「Twitterおよびセンシティブなコンテンツを安全に使用する」をクリックする。
3.問題となっている項目を選択
出典:Twitter
4.フォームに必要事項を入力し送信をクリック
この削除依頼から、削除される期間は、数日から1ヶ月前後かかると言われています。 削除依頼の申請をしている間も、該当の投稿は表示されたままなので、さらに拡散されてしまう事も予想されます。 また、必ずしも削除されるとは限りませんので、この点、注意が必要です。
誹謗中傷にあっている投稿を、そのまま放置しておくと、爆発的な拡散力を持つTwitterでは、瞬く間に拡散され、炎上騒動へと発展する事もあります。企業にとっては、売上が減少、デマ情報まで投稿されてしまうなどの風評被害に繋がる可能性もあるので、早急な対応が求められます。
もし間違った対応をしてしまうと、トラブルに発展してしまう場合もありますので、どのように対応を進めて良いのか不安な場合や、対応する件数が多い場合などは、専門の業者に相談をしてみるのがよさそうです。
今回は、Twitterの削除方法をご紹介いたしました。 自分の投稿に関しては、削除することは可能ではありますが、その投稿が拡散されてしまった場合は、取り返しがつかなくなります。
短い文字数だからこそ、表現がシンプルになってしまい、誤解を生んでしまうこともあります。 投稿をした時点で、世界中の人に閲覧されるという認識を持つ必要がありますね。