個人でも誹謗中傷や風評被害にあう時代
インターネットの普及は、世界中に大きな影響をもたらしました。 ネットで簡単に調べ物ができるほか、自宅にいながら買い物もできるなど、生活の利便性が格段に上がりました。
ブログや掲示板、SNSの登場により、気軽に発信をしたり、多くの人たちとコミュニケーションをとれるようになったのも、インターネットのメリットです。 しかし、こうしたサービスには、誹謗中傷が起きやすいというデメリットもあります。
ブログや掲示板には、他人を誹謗中傷するような内容を書く人もいます。 SNSでは、個人に対して、直接誹謗中傷のコメントを送ることも可能です。
ネットが普及した現代にあっては、個人が誹謗中傷にあうことは、珍しいことではありません。 誹謗中傷された人は、心に深い傷を負ってしまうほか、そこに書かれた内容によって、風評被害を受けることもあります。
風評被害とは、根拠のない噂(風評)によって受ける被害のことです。 ネット上で受けた誹謗中傷は、削除されない限り、ネット上に残り続けます。
書かれた内容がでたらめであっても、誹謗中傷された人は、それを見た人たちから、あらぬ誤解を受けてしまいます。 個人名で検索した際に、検索結果にその人に対する誹謗中傷の投稿が見つかれば、就職試験で不採用にされたり、婚約破棄されたりするなどの実害があるのです。
インターネット被害の種類と影響
誹謗中傷をはじめとしたインターネット被害には、様々な種類があります。 個人に対して起こるネット被害の主な種類は、以下のとおりです。
・SNSでの誹謗中傷
・2ちゃんねる・5ちゃんねるでの誹謗中傷
・名誉棄損
・個人情報の漏えい
・なりすまし
それぞれの内容や影響について、説明していきましょう。
SNSでの誹謗中傷
「Twitter(ツイッター)」「Facebook(フェイスブック)」「Instagram(インスタグラム)」などのSNSでは、面識のない相手にもメッセージを送れます。 誹謗中傷を受ける側からすれば、攻撃的なメッセージを直接受ける形になってしまうため、精神的なダメージを負いやすくなります。
もう1つ、誹謗中傷に関するSNSの持つ問題点が、拡散性の高さです。 SNSに投稿された誹謗中傷は、ボタン1つで、瞬く間に多くのユーザーたちに拡散されてしまいます。
SNSで自分に関するでたらめの投稿をされてしまった場合、その内容が多くの人たちに知れ渡ってしまうぶん、風評被害につながるリスクが高くなります。
SNSでの誹謗中傷の対策はこちら!→②SNS関連の誹謗中傷問題
2ちゃんねる・5ちゃんねるでの誹謗中傷
「2ちゃんねる」と「5ちゃんねる」は、国内最大の匿名掲示板です。 もともと2ちゃんねるの1つだけでしたが、運営者の権利関係のトラブルにより、現在は2つに分裂しています。
2ちゃんねるや5ちゃんねるでは、個人に対する誹謗中傷の書き込みがされることも少なくありません。 特に、個人名が書かれている投稿は、検索エンジンから個人名で検索した際、検索結果に表示されてしまう危険があります。
2ちゃんねるや5ちゃんねるでの書き込みは、削除してもらうことも可能です。 ただし、2ちゃんねると5ちゃんねるが定める削除ガイドラインに沿ったうえで、正しい方法で依頼しなければなりません。
間違った方法で削除を依頼しても、対応してもらえないばかりか、かえって問題が悪化することもあるので注意しましょう。
2ちゃんねる・5ちゃんねるでの正しい削除依頼方法はこちら!→③2ちゃんねる5ちゃんねる
名誉棄損
ブログや掲示板、SNSなどでは、特定の個人の名誉を毀損するような内容の投稿も多くなっています。
名誉毀損とは、相手の社会的評価を下げるような行為です。 例えば、「あいつは過去に人を殺している」「不倫をしている」「整形をしている」などと書かれてしまえば、その人の社会的評価は下がってしまいます。
書かれた人には、友人や恋人が離れていったり、取引停止によって、得られるはずだった利益を取りこぼしたりするなどの実害があります。
名誉毀損をしている犯人は、被害者を逆恨みしている知人であるケースも少なくありません。 この場合、投稿を削除してもらっても、同じような投稿を繰り返されてしまうので、犯人を特定することが有効です。
犯人を特定すれば、これ以上の被害を防げるほか、損害賠償の請求も可能です。
名誉毀損の犯人を特定する方法はこちら!→④名誉棄損・誹謗中傷関連
個人情報の漏えい
匿名掲示板では、第三者の手によって、氏名や住所、電話番号などの個人情報を書かれてしまうケースもあります。
個人情報が漏えいすると、それを見た人たちから、いたずら電話がかかってきたり、いたずらの手紙が送られてきたりする可能性があります。 女性の場合は、顔写真も公開されることで、ストーカー被害にあう危険も見過ごせません。
個人情報が書かれている投稿を見つけたら、被害を未然に防ぐため、あるいはこれ以上大きくしないために、すぐに運営会社に連絡して、投稿を削除してもらいましょう。
個人情報の書き込みの削除方法はこちら!→⑤個人情報の漏えい
なりすまし
SNSでは、なりすましの被害も増えてきています。 なりすましとは、第三者が特定の個人などになりすまし、不法行為を働くことです。
なりすましの手口は、特定の個人の名前や顔写真を使って、SNSでのアカウントを作るだけ。 こうして特定の個人になりすましたうえで、差別的な発言や卑わいな発言など、不適切な発言を繰り返しているのです。
なりすましアカウントを見た、被害者の知人たちは、そのアカウントが本人のものだと思っています。 この状態で、不適切な発言を繰り返されてしまえば、周囲の人たちからの自分の評価が著しく下がってしまいます。
そうならないためにも、なりすましアカウントを見つけたら、早急な対処が必要です。
なりすましの対策はこちら!→⑥なりすまし
ネット被害の対策方法
誹謗中傷をはじめとしたネット被害の対策方法は、主に以下2つあります。
・【事前対策】定期的にエゴサーチをする
・【事後対策】運営会社に削除依頼を出す
それぞれの対策方法について、説明していきましょう。
【事前対策】定期的にエゴサーチをする
ネット被害にあってしまったときに、被害を最小限に抑えるためには、定期的なエゴサーチ(自分の名前で検索すること)が有効です。 誹謗中傷等の投稿は、転載や拡散によって、時間が経てば経つほど、広がってしまう危険があります。
被害を最小限に抑えるためには、誹謗中傷等の投稿を早めに見つけて、すぐに対処することが重要です。 日頃からエゴサーチをしていれば、誹謗中傷等の投稿をされてしまったとき、すぐに発見して、問題が大きくなる前に対処できます。
【事後対策】運営会社に削除依頼を出す
誹謗中傷等の投稿を見つけた場合は、掲示板やSNSの運営会社に削除依頼を出しましょう。
掲示板によっては、削除依頼用のフォームが用意されているものもあります。 ない場合は、お問い合わせフォームから、削除してほしい旨を伝えましょう。
Twitterでは、「お問い合わせ」の「攻撃的な行為やセンシティブなコンテンツを報告したい」から削除依頼ができます。 Facebookでは、投稿の右上にある「…」マークの「サポートを依頼またはページを報告」から、Instagramでは、投稿の右上にある「…」マークの「不適切な投稿を報告」から、削除依頼が可能です。
ただし削除依頼を出しても必ず削除されるわけではありません。どの点は注意しましょう。
困ったときは誹謗中傷対策センターへ
「運営会社に削除依頼を出したのに、削除してもらえない」
「自分に対する誹謗中傷の投稿が多すぎて、対処しきれない」
「誹謗中傷した犯人を特定して、損害賠償を請求したい」
このような場合は、ぜひ誹謗中傷対策センターにご相談ください。 誹謗中傷対策センターには、上記の問題を解決に導いた、豊富な実績とノウハウがあります。 あらゆるネット被害に対して、問題解決に向けた的確なサポートが可能です。
誹謗中傷対策のお申し込みから対策開始までの流れ

まずは、お電話またはお問い合わせフォームより
お気軽に被害内容をご連絡ください。


ご連絡いただきました被害内容について、担当者より
お電話またはメールにてお見積りいたします。


お見積り内容をもとに具体的な対策内容を担当者より
提案させていただきます。提案内容をご確認いただき
正式なご契約となります。


対策内容に基づいて技術担当者により対策を
開始いたします。
